昭和57年より有機農業を開始。ジャガイモ、かぼちゃ、アスパラ、黒大豆、小豆などを栽培。わが農場は「太古から生命の営みによって作られきた土をそのまま子孫に伝えたい。その土とともに命のある作物を育てたい。」という考えの下、工夫を凝らした愉快な農業の確立をめざします。
- 有機農業を始めたきっかけを教えてください
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1987年より、農薬不使用栽培。当時社会的に農薬づけの農業が問われ始めていた。自分なりの反省と、第一子の誕生を期に転向。
- 有機農業の楽しいこと・大変なこと・嬉しいことは何ですか？
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消費者との距離が近づき、連帯意識を持てるようになり楽しかった。しかし時とともに有機農産物も商業ベースに乗せられ、一つのブランド商品になるとともに、消費者の世代も意識も変化し一体感が薄れつつある事は悲しい。
- 自分の作った生産物の自慢をどうぞ！
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上川盆地の寒暖の差の大きい気候の中、水はけの良い丘陵地に位置、作物の味は良い。見てくれは少し悪いが。
- お勧めの本やお気に入りの本、映画、音楽を教えてください
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「清潔はビョーキだ」藤田紘一郎花粉症を含むアレルギーの人必見。
- 有機農業を通じて浮かぶ、あなたの将来の抱負は？
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各作物の栽培方法を楽しみながらつきつめて行く。木や森についていろいろ知り、未来へ向けて手入れをやりながら暮らしてみたい。
当農場は、上川盆地の寒暖の差の大きい気候の中、水はけの良い丘陵地に位置し作物の味もよい。富良野とともにわが町美瑛は、変化に富む美しい丘陵地帯として有名になった。しかし農家にとっては、土の流亡、作業性の悪さ等悩み多き傾斜の畑であり、この景観を維持しつつ営農を確立するのは厳しい現状である。
長年の自己流の有機栽培によって、作物の収穫量はいまひとつ。基本に返り、1から土の事を学び、育てたい。